Computer Based Testingを用いた理学療法士・作業療法士教育における基本的知識と問題解決能力に関する評価システムの開発

CBTを用いてPT・OT教育における基本的知識と問題解決能力を評価するシステムを構築し,PT・OT養成課程の学生と卒業生65名を対象としたトライアルの実施を通して,システムのユーザビリティを検討した。トライアルの内容は,e-Learningソフトウェアを用いて,過去のPT・OT国家試験問題を利用したプール問題から各カテゴリよりランダムに出題し,マウス操作によって解答を求めるものであった。その結果,各問題の平均正答率は,基本的知識を問う共通問題で57.4%,問題解決能力を問う専門問題で71.9%(PT)・60.7%(OT)であった。また,アンケートの分析結果より,システムの基本的操作に関するユー...

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Veröffentlicht in:日本保健科学学会誌 2006/12/25, Vol.9(3), pp.178-184
Hauptverfasser: 籔脇, 健司, 池田, 由美, 宮本, 礼子, 猫田, 泰敏, 清水, 準一, 関根, 紀夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:CBTを用いてPT・OT教育における基本的知識と問題解決能力を評価するシステムを構築し,PT・OT養成課程の学生と卒業生65名を対象としたトライアルの実施を通して,システムのユーザビリティを検討した。トライアルの内容は,e-Learningソフトウェアを用いて,過去のPT・OT国家試験問題を利用したプール問題から各カテゴリよりランダムに出題し,マウス操作によって解答を求めるものであった。その結果,各問題の平均正答率は,基本的知識を問う共通問題で57.4%,問題解決能力を問う専門問題で71.9%(PT)・60.7%(OT)であった。また,アンケートの分析結果より,システムの基本的操作に関するユーザビリティは確保されていた。今後,専門問題(問題解決能力)を中心とした出題システムの改良や筆記試験との妥当性の検討などを通して,PT・OT教育に公平かつ客観的な視点が導入可能と考えられる。
ISSN:1880-0211
2433-3018
DOI:10.24531/jhsaiih.9.3_178