第25回農薬レギュラトリーサイエンス研究会テーマ:農薬の理解はどうして進まないのか.—人が作った化学物質を適切に判断できる知識・情報をどう伝えていくか

第25回農薬レギュラトリーサイエンス研究会のシンポジウムは, 埼玉県の『さいたま市民会館おおみや』で開催された. 今回のシンポジウムは「農薬の理解はどうして進まないのか」のテーマで行われた. 2003年食品安全委員会の発足, リスク分析(評価, 管理, コミュニケーション)の推進などもあり, "食と農薬" の科学的評価のできる環境は整ってきた. しかし, メディア報道やインターネットでは否定的なものが多く, 一般消費者は, 農薬に対して, 依然として不安や否定的なイメージを持っていると思われる. 今回のシンポジウムは, 副題として「人が作った化学物質を適切に判断できる知識・...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農薬学会誌 2018/02/20, Vol.43(1), pp.78-80
1. Verfasser: 斎藤, 勲
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:第25回農薬レギュラトリーサイエンス研究会のシンポジウムは, 埼玉県の『さいたま市民会館おおみや』で開催された. 今回のシンポジウムは「農薬の理解はどうして進まないのか」のテーマで行われた. 2003年食品安全委員会の発足, リスク分析(評価, 管理, コミュニケーション)の推進などもあり, "食と農薬" の科学的評価のできる環境は整ってきた. しかし, メディア報道やインターネットでは否定的なものが多く, 一般消費者は, 農薬に対して, 依然として不安や否定的なイメージを持っていると思われる. 今回のシンポジウムは, 副題として「人が作った化学物質を適切に判断できる知識・情報をどう伝えていくのか」を据えた. 化学物質の代表として農薬を取り上げ, 社会がどのように評価し, それにかかわっていくのかについて, 6名の方から講演していただいた. また, それを踏まえて最後に総合討論を行った.
ISSN:2187-0365
2187-8692
DOI:10.1584/jpestics.W18-23