NIASシンポジウム「ポストゲノム時代の害虫防除研究のあり方 第5回—殺虫剤抵抗性問題の最前線—」

本シンポジウムは, 農業生物資源研が主導で進めてきたカイコゲノム研究から害虫ゲノムへの展開について, 独法, 大学, 県, 民間に所属する農業害虫関係の研究者に広くアピールする場として企画されたシンポジウムシリーズである. 今回は, 農研機構中央農業総合研究センターとの共催で, 農業生産現場で問題となっている殺虫剤抵抗性と害虫管理の問題に焦点を当て, 現状の把握とメカニズムやゲノム研究等の基礎からモニタリングや管理方法といった応用までを取り上げ, 参加した研究者がそれぞれの立場から関連情報の提供と討論を行うことを目的として開催された. 概要は以下のとおりである. 農林水産省植物防疫課の阿部清文...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農薬学会誌 2013/08/20, Vol.38(2), pp.229-230
Hauptverfasser: 篠田, 徹郎, 塩月, 孝博
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本シンポジウムは, 農業生物資源研が主導で進めてきたカイコゲノム研究から害虫ゲノムへの展開について, 独法, 大学, 県, 民間に所属する農業害虫関係の研究者に広くアピールする場として企画されたシンポジウムシリーズである. 今回は, 農研機構中央農業総合研究センターとの共催で, 農業生産現場で問題となっている殺虫剤抵抗性と害虫管理の問題に焦点を当て, 現状の把握とメカニズムやゲノム研究等の基礎からモニタリングや管理方法といった応用までを取り上げ, 参加した研究者がそれぞれの立場から関連情報の提供と討論を行うことを目的として開催された. 概要は以下のとおりである. 農林水産省植物防疫課の阿部清文氏は「薬剤抵抗性対策の現状と今後」と題し, 農水省としてこれまで行ってきた都道府県病害虫防除所における農薬抵抗性検定の事業や病害虫発生予報を通じた注意喚起などの薬剤抵抗性対策について, および近年における防除体系の画一化によって薬剤抵抗性病害虫の発生が増えている現状について紹介した.
ISSN:2187-0365
2187-8692
DOI:10.1584/jpestics.W13-15