安全性試験編

農薬登録取得のための安全性に関する試験は, 急性毒性, 亜急性毒性, 慢性毒性, 皮膚刺激性, 皮膚感作性, 生殖毒性, 催奇形性, 変異原性, 発癌性, 水生生物への影響, 水生生物以外の有用生物への影響など, 多岐に亘っています. その多くで止むを得ずラット, マウス, モルモット, ウサギ, イヌなどの実験動物が使われてきました. しかし近年, 動物愛護の観点から, 動物実験の基準に関するReplacement(代替), Reduction(削減), Refinement(苦痛の軽減)の3Rの理念が提唱され, 動物を使わない代替法の検討などが急速に進められています. 日本農薬学会誌の読者...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of Pesticide Science 2011/02/25, Vol.36(1), pp.127
1. Verfasser: 松尾, 憲総
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:農薬登録取得のための安全性に関する試験は, 急性毒性, 亜急性毒性, 慢性毒性, 皮膚刺激性, 皮膚感作性, 生殖毒性, 催奇形性, 変異原性, 発癌性, 水生生物への影響, 水生生物以外の有用生物への影響など, 多岐に亘っています. その多くで止むを得ずラット, マウス, モルモット, ウサギ, イヌなどの実験動物が使われてきました. しかし近年, 動物愛護の観点から, 動物実験の基準に関するReplacement(代替), Reduction(削減), Refinement(苦痛の軽減)の3Rの理念が提唱され, 動物を使わない代替法の検討などが急速に進められています. 日本農薬学会誌の読者には, 農薬の安全性試験についてあまり馴染みがない, または, 概略は知っているがその詳細や最新の試験方法については御存知ない方々が多いのではないかと推察されます.
ISSN:1348-589X
1349-0923
DOI:10.1584/jpestics.W10-76