子育て支援と食育

「I. はじめに」子育ては, 時間や労力をかけただけ報われる通常の仕事とは違い, 自分の子どもとはいえ, 別の人格をもつヒトを相手に行うものである. そこで, これまで学生時代から社会人になり, 子どもを産むまで成果主義の社会に身を置いていた女性は, 子どもが自分の思い通りにならない現実を目の当たりにすると, 自己肯定感が低くなってしまったり, イライラして子どもに当たったりすることが起こりやすくなることが容易に想像される. 特に食生活の場面においては, それが顕著に出やすいと思われる. 例えば, 哺乳は生まれつきの原始反射で行えるが, 離乳食を食べるという行為は, 訓練により獲得される咀嚼・...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:小児保健研究 2017-03, Vol.76 (2), p.110-114
1. Verfasser: 堤ちはる
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. はじめに」子育ては, 時間や労力をかけただけ報われる通常の仕事とは違い, 自分の子どもとはいえ, 別の人格をもつヒトを相手に行うものである. そこで, これまで学生時代から社会人になり, 子どもを産むまで成果主義の社会に身を置いていた女性は, 子どもが自分の思い通りにならない現実を目の当たりにすると, 自己肯定感が低くなってしまったり, イライラして子どもに当たったりすることが起こりやすくなることが容易に想像される. 特に食生活の場面においては, それが顕著に出やすいと思われる. 例えば, 哺乳は生まれつきの原始反射で行えるが, 離乳食を食べるという行為は, 訓練により獲得される咀嚼・嚥下機能によりなされるので, 親の思い通りにならない場面もかなり存在することが予想される. 実際に乳幼児の保護者の中には, 離乳食の量や食べ方など食に関するさまざまな悩みや心配事をもつ人が約40%と多い.
ISSN:0037-4113