子どもの食を中心とした生活習慣と健康関連QOLとの関連

〔論文要旨〕子どもの食習慣等の課題と健康関連QOLとの関連を, 1私立学園生911名を対象に, 自記式質問紙であるKIDSCREEN-52日本語版を用いて, 多重ロジスティック回帰分析により検討した. 分析対象者は小学生(4~6年)231名, 中高生450名であった. 小学生では夕食の孤食が最多6領域(親子関係と家庭生活: OR3.46~社会的な支えと仲間: OR5.85)で, 中高生では睡眠時間の短さが最多7領域(親子関係と家庭生活: OR1.78~気分と情緒: OR2.59)で, 低QOLと有意に関連していた. 小学生と中高生では低QOLとの関連項目が異なることから, それぞれの生活実態に...

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Veröffentlicht in:小児保健研究 2015-11, Vol.74 (6), p.939-947
Hauptverfasser: 石塚理香, 岩坂英巳, 牧野裕子, 根津智子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔論文要旨〕子どもの食習慣等の課題と健康関連QOLとの関連を, 1私立学園生911名を対象に, 自記式質問紙であるKIDSCREEN-52日本語版を用いて, 多重ロジスティック回帰分析により検討した. 分析対象者は小学生(4~6年)231名, 中高生450名であった. 小学生では夕食の孤食が最多6領域(親子関係と家庭生活: OR3.46~社会的な支えと仲間: OR5.85)で, 中高生では睡眠時間の短さが最多7領域(親子関係と家庭生活: OR1.78~気分と情緒: OR2.59)で, 低QOLと有意に関連していた. 小学生と中高生では低QOLとの関連項目が異なることから, それぞれの生活実態に適切な生活指導を心がける必要がある.
ISSN:0037-4113