早産児の経口哺乳開始後における母子相互作用の特徴と関連要因 ~早産児のcueおよび早期産体験の癒しとの関連

〔論文要旨〕本研究では, 早産児の経口哺乳開始後における, 母子相互作用, 早産児のcueの種類と生起頻度, 母親の早期産体験の癒し, の特徴を明らかにするとともに, 母子相互作用との関連性の検証を行った. 対象は, 双生児3組を含む合計17組で, 母親による授乳開始後, 授乳場面をビデオ撮影し, Nursing Child Assessment Feeding Scale (NCAFS) を用いてコーディングを行い, 母親に早期産体験の癒し尺度修正版を使用した質問紙調査を行った. 結果は, 児の修正週数上の発達に見合った役割を母親と児が互いに遂行することで, 母子相互作用は行われていた. ま...

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Veröffentlicht in:小児保健研究 2014-10, Vol.73 (5), p.653-662
Hauptverfasser: 廣居嘉代子, 廣瀬たい子, 丸光惠, 岡光基子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔論文要旨〕本研究では, 早産児の経口哺乳開始後における, 母子相互作用, 早産児のcueの種類と生起頻度, 母親の早期産体験の癒し, の特徴を明らかにするとともに, 母子相互作用との関連性の検証を行った. 対象は, 双生児3組を含む合計17組で, 母親による授乳開始後, 授乳場面をビデオ撮影し, Nursing Child Assessment Feeding Scale (NCAFS) を用いてコーディングを行い, 母親に早期産体験の癒し尺度修正版を使用した質問紙調査を行った. 結果は, 児の修正週数上の発達に見合った役割を母親と児が互いに遂行することで, 母子相互作用は行われていた. また, 全児が何らかのcueを発しており, cueを介して母親とのコミュニケーションが可能であると考えられる. この時期の母親は, 罪悪感や今後の不安を抱えつつも, 早期産体験を内省し, かつ客観的に捉え前向きに意味づけていた. 母親が早期産体験を内省し, 前向きに意味づけるといった癒しが, 母子相互作用と高い相関がみられた. NICU入院中, 経口哺乳開始後の時期に, 母親が, 早期産体験を内省し前向きに意味づけることは, 母子相互作用を遂行するうえで重要である.
ISSN:0037-4113