3 ネット社会における子どもの生活と養護教諭のかかわり

『I. 本セッションの趣旨』 中央教育審議会答申「子どもの心身の健康を守り, 安全・安心を確保するために学校全体としての取組を進めるための方策について」(平成20年1月17日)を受けて, 翌年4月1日より学校保健安全法が施行されている. この答申において, 学校安全は学校の内外において子どもが犠牲となる, あってはならない事件・事故, 交通事故や自然災害などと説明されているが, 子どもの安全をめぐる課題として次のことも指摘された. 「近年, 情報化の急速な進展により, 子どもが携帯電話やパソコンを利用する機会が増加しているとともに, 違法・有害情報サイトを通じた犯罪等に巻き込まれたり, 携帯電...

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Veröffentlicht in:小児保健研究 2012-03, Vol.71 (2), p.208-211
Hauptverfasser: 後藤ひとみ, 冨田正美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:『I. 本セッションの趣旨』 中央教育審議会答申「子どもの心身の健康を守り, 安全・安心を確保するために学校全体としての取組を進めるための方策について」(平成20年1月17日)を受けて, 翌年4月1日より学校保健安全法が施行されている. この答申において, 学校安全は学校の内外において子どもが犠牲となる, あってはならない事件・事故, 交通事故や自然災害などと説明されているが, 子どもの安全をめぐる課題として次のことも指摘された. 「近年, 情報化の急速な進展により, 子どもが携帯電話やパソコンを利用する機会が増加しているとともに, 違法・有害情報サイトを通じた犯罪等に巻き込まれたり, 携帯電話等を使ったいじめが発生するなどの問題が起きている. 子どもたちをインターネット上の有害情報から守り, また, 子どもの情報モラルを育成するためには, 学校, 保護者のみならず, 企業や地域社会が一体となって取り組むことが重要であり, これらの取組とも連携を図ることが求められている.」
ISSN:0037-4113