学校における運動器検診の整備・充実に向けて―発育期のスポーツ傷害の予防
「I. 私の立場」自身が中学, 高校, 大学と水泳部に所属してきた経験から, 整形外科を選び, スポーツ医学の道を志した. そこから始まり, 体育, スポーツの教育・研究という観点から身体教育学という新たな学問体系を構築しさまざまな教育, 研究, 普及・啓発, 実践活動を行ってきている. それらの目標を一言に集約すれば, スポーツ・健康医学となり, 運動器と運動の大切さを知り, 一人ひとりの健康と幸福と自己実現を求めての活動となろう. 「II. 身体教育」身体教育とは, 健全な身体形成を図り, 健全な身体観とスポーツ観を育み, 自分自身の「身体(からだ)を育む」ことに主体的に立ち向かい, 実践...
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Veröffentlicht in: | 小児保健研究 2010-03, Vol.69 (2), p.273-277 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 私の立場」自身が中学, 高校, 大学と水泳部に所属してきた経験から, 整形外科を選び, スポーツ医学の道を志した. そこから始まり, 体育, スポーツの教育・研究という観点から身体教育学という新たな学問体系を構築しさまざまな教育, 研究, 普及・啓発, 実践活動を行ってきている. それらの目標を一言に集約すれば, スポーツ・健康医学となり, 運動器と運動の大切さを知り, 一人ひとりの健康と幸福と自己実現を求めての活動となろう. 「II. 身体教育」身体教育とは, 健全な身体形成を図り, 健全な身体観とスポーツ観を育み, 自分自身の「身体(からだ)を育む」ことに主体的に立ち向かい, 実践していく意識と行動力を育成する教育実践の営みである. Physical education, Korpererziehungなどの近代西欧語の概念に呼応する言葉である. その基本理念は, ・からだの理(ことわり)を知る・からだ, 健康, 生命の大切さを知る・からだを動かすことの楽しさと喜びを知るに集約される1). |
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ISSN: | 0037-4113 |