幼児の夜ふかしと主養育者に対する睡眠教育の重要性
本研究では, 幼児の就床時刻の後退と関連する要因を吟味し, 睡眠・生活習慣を整えるための方策について検討することを目的とした. さらに, 主養育者には生活習慣改善目標を選択してもらい, 3か月後にその維持効果について, 事例検討した. 本研究の結果, 幼児の睡眠・生活習慣を改善するためには, (1)主養育者に幼児の就床時刻の後退は寝不足や行動問題の増加にも関連することを認識してもらうこと, (2)幼児のテレビ視聴終了時刻を早めること, (3)主養育者の朝の行動や夕食の時刻を見直すこと, (4)良好な睡眠を得るための知識教育を行うことが重要であると指摘された. I. 問題と目的 幼児の就床時刻の...
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Veröffentlicht in: | 小児保健研究 2008-05, Vol.67 (3), p.504-512 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本研究では, 幼児の就床時刻の後退と関連する要因を吟味し, 睡眠・生活習慣を整えるための方策について検討することを目的とした. さらに, 主養育者には生活習慣改善目標を選択してもらい, 3か月後にその維持効果について, 事例検討した. 本研究の結果, 幼児の睡眠・生活習慣を改善するためには, (1)主養育者に幼児の就床時刻の後退は寝不足や行動問題の増加にも関連することを認識してもらうこと, (2)幼児のテレビ視聴終了時刻を早めること, (3)主養育者の朝の行動や夕食の時刻を見直すこと, (4)良好な睡眠を得るための知識教育を行うことが重要であると指摘された. I. 問題と目的 幼児の就床時刻の後退が問題とされて久しい. 2000年の調査では, 22時以降に就床する幼児は4割に達しており, 10年前の約2倍である. その一方で, 起床時刻には大きな変化が見られないため, 夜間睡眠時間の短縮が明らかにされている1). |
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ISSN: | 0037-4113 |