保育園看護職の健康支援

I. 看護職に求められる役割 1998年(平成10年)「乳児保育の一般化」が図られ, 産休明け保育など低年齢の入園が増えています. また保護者の就労に合わせた夜間・長時間保育, アレルギーなど慢性疾患の対応, 障害児保育の低年齢化など, 多様なニーズへの対応が保育園に求められています. このような中, 子どもたちが抱えている疾患や異常の早期発見のための観察の眼がますます重要となり, 感染症の蔓延による病気の悪化や余病の予防など, 保健面での正しい知識・対応が求められています. 保育園の大きな特徴は, 保護者の就労を支えているということです. 当園では, 乳児からのお子さんを含め105名のお子さ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:小児保健研究 2008, Vol.67 (2), p.236-241
1. Verfasser: 藤城富美子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:I. 看護職に求められる役割 1998年(平成10年)「乳児保育の一般化」が図られ, 産休明け保育など低年齢の入園が増えています. また保護者の就労に合わせた夜間・長時間保育, アレルギーなど慢性疾患の対応, 障害児保育の低年齢化など, 多様なニーズへの対応が保育園に求められています. このような中, 子どもたちが抱えている疾患や異常の早期発見のための観察の眼がますます重要となり, 感染症の蔓延による病気の悪化や余病の予防など, 保健面での正しい知識・対応が求められています. 保育園の大きな特徴は, 保護者の就労を支えているということです. 当園では, 乳児からのお子さんを含め105名のお子さんをお預かりしています. 保育時間は土曜日も含め朝7時30分から夕方19時30分までです. その内の7~8割の子どもたちが18時30分までいます. そして, 0歳2人を含め25人の子どもたちは19時30分までの保育になります. このように10~11時間の長時間集団で密接に関わることで, 病気や感染症, 怪我とさまざまな健康に関わるケアーが必要となります.
ISSN:0037-4113