統合保育における保育カンファレンスの方法とその効果 -グループインタビュー法を用いた障害児の個別支援計画作成に関して

本論では, 統合保育において障害児の個別支援計画を作成するにあたり, 保育カンファレンスを活用した. 保育カンファレンスの方法としては, グループダイナミクスを生かすことを考え, グループインタビュー法を採用した. その結果, 対象児やその保育に関する参加者相互の共通認識が生まれ, 保育カンファレンス参加者全員の意見が反映された支援計画の作成がなされた. また, 統合保育においてグループインタビュー法を用いた保育カンファレンスの活用には, 保育カンファレンスの成立要件である「話の具体性」を満たすことや幼児期から生涯にわたって異業種間の連携のもと, 障害児の支援を行うツールとしての可能性が示唆さ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:小児保健研究 2005-05, Vol.64 (3), p.469-475
Hauptverfasser: 松井剛太, 七木田敦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本論では, 統合保育において障害児の個別支援計画を作成するにあたり, 保育カンファレンスを活用した. 保育カンファレンスの方法としては, グループダイナミクスを生かすことを考え, グループインタビュー法を採用した. その結果, 対象児やその保育に関する参加者相互の共通認識が生まれ, 保育カンファレンス参加者全員の意見が反映された支援計画の作成がなされた. また, 統合保育においてグループインタビュー法を用いた保育カンファレンスの活用には, 保育カンファレンスの成立要件である「話の具体性」を満たすことや幼児期から生涯にわたって異業種間の連携のもと, 障害児の支援を行うツールとしての可能性が示唆される結果となった.
ISSN:0037-4113