日本医科大学千葉北総病院小児科における2002~2003年の時間外に受診したインフルエンザ患児の検討

2002~2003年のシーズンに時間外に受診したインフルエンザ患者352名について検討した. インフルエンザが流行し始めた2002年12月から時間外受診者は増加し始め, 2003年1月下旬から2月上旬にかけてピークを迎えた. 来院のきっかけとなった発熱などの症状の出現から受診までの平均時間は, インフルエンザ患者が増え始めた1月中句から急激に短くなり, 一様に早く受診する傾向がみられた. 来院のきっかけとなった症状としては, 発熱が最も多く全症例の97.4%を占めた. 今後の対策として1次救急診療所でもインフルエンザの迅速検査, 治療が常にできるようにすることが早急に必要と考えられた....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:小児保健研究 2004-07, Vol.63 (4), p.395-400
Hauptverfasser: 浅野健, 伊藤恭子, 小泉慎也, 小川耕一, 楢崎秀彦, 羽鳥誉之, 桑原健太郎, 上砂光裕, 今井大洋, 藤野修
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:2002~2003年のシーズンに時間外に受診したインフルエンザ患者352名について検討した. インフルエンザが流行し始めた2002年12月から時間外受診者は増加し始め, 2003年1月下旬から2月上旬にかけてピークを迎えた. 来院のきっかけとなった発熱などの症状の出現から受診までの平均時間は, インフルエンザ患者が増え始めた1月中句から急激に短くなり, 一様に早く受診する傾向がみられた. 来院のきっかけとなった症状としては, 発熱が最も多く全症例の97.4%を占めた. 今後の対策として1次救急診療所でもインフルエンザの迅速検査, 治療が常にできるようにすることが早急に必要と考えられた.
ISSN:0037-4113