日本医科大学多摩永山病院からの令和6年能登半島地震災害に対する日本医師会災害支援チーム (JMAT) の活動について
「背景」災害を含めた人道危機の際の支援については分野による重複や漏れが無いように調整されるのがスタンダードとなってきている. このことは1994年に起きたルワンダでの内戦での反省を経て, スフィアスタンダードとしてまとめられている. そして医療は支援の必要な分野の一つとして重要な位置を占める. 日本における災害医療対応として, 保健医療福祉調整本部が設置されるようになっている. 災害時の医療支援に関するステークホルダーはDMAT, 日本赤十字社, 医師会, 行政, 保健所, DHEAT, PWJやHuMAなどのNGOと多岐にわたる. DMATが支援を行う際にはおおむね二次医療圏ごとに活動拠点本...
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Veröffentlicht in: | 日本医科大学医学会雑誌 2024-08, Vol.20 (3), p.194-198 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「背景」災害を含めた人道危機の際の支援については分野による重複や漏れが無いように調整されるのがスタンダードとなってきている. このことは1994年に起きたルワンダでの内戦での反省を経て, スフィアスタンダードとしてまとめられている. そして医療は支援の必要な分野の一つとして重要な位置を占める. 日本における災害医療対応として, 保健医療福祉調整本部が設置されるようになっている. 災害時の医療支援に関するステークホルダーはDMAT, 日本赤十字社, 医師会, 行政, 保健所, DHEAT, PWJやHuMAなどのNGOと多岐にわたる. DMATが支援を行う際にはおおむね二次医療圏ごとに活動拠点本部を起き支援に来た各DMATの派遣先の調整を行う. 並行して市町村レベルでも医療分野における災害対策本部が立ち上がり, ここへ支援を行うようになってくる. そのため, 医療支援を行う団体は支援を行う市町村レベルでの医療分野における対策本部会議への参加が必然的に求められる. |
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ISSN: | 1349-8975 |