上部消化管内視鏡検査の標準化を目指した『エビデンスに基づくルーティン上部消化管内視鏡ガイドブック』作成の試み

当院では教育機関としての特性上, 内視鏡初学者が内視鏡検査を行うことも少なくないが, これまで体系化・統一化された指導要綱が当院には存在せず, 複数の上級医が自身の経験に基づいて都度対応しているのが現状であった. そこで, 当院の上部消化管内視鏡検査におけるクオリティ・コントロールを目的として『エビデンスに基づくルーティン上部消化管内視鏡ガイドブック』を作成することとした. 本邦で広く行われている「一回の上部消化管内視鏡で観察可能な範囲をすべて網羅的に走査する」検査を「ルーティン上部消化管内視鏡」と定義し, スクリーニング, サーベイランスおよび有症状精査を目的として行われる上部消化管内視鏡検...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本医科大学医学会雑誌 2023/04/20, Vol.19(2), pp.178-190
Hauptverfasser: 後藤, 修, 飽本, 哲兵, 秋元, 直彦, 大森, 順, 恩田, 毅, 桐田, 久美子, 小泉, 英里子, 野田, 啓人, 樋口, 和寿, 岩切, 勝彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院では教育機関としての特性上, 内視鏡初学者が内視鏡検査を行うことも少なくないが, これまで体系化・統一化された指導要綱が当院には存在せず, 複数の上級医が自身の経験に基づいて都度対応しているのが現状であった. そこで, 当院の上部消化管内視鏡検査におけるクオリティ・コントロールを目的として『エビデンスに基づくルーティン上部消化管内視鏡ガイドブック』を作成することとした. 本邦で広く行われている「一回の上部消化管内視鏡で観察可能な範囲をすべて網羅的に走査する」検査を「ルーティン上部消化管内視鏡」と定義し, スクリーニング, サーベイランスおよび有症状精査を目的として行われる上部消化管内視鏡検査を対象とした.
ISSN:1349-8975
1880-2877
DOI:10.1272/manms.19.178