外科医と研究 - Academic Surgeonを目指して

「はじめに」昭和51年3月に本学を卒業, 直ちに第一外科に入局, 42年間の医局生活を続け, 本日退職記念講演という機会を得られましたのは, 関係者各位のおかげと心より感謝申し上げます. 私は, 代田明郎, 恩山昌彦, 田尻孝の三教授の指導のもとに, 大学院, 付属病院, 関連病院で消化器疾患の教育・研究・診療に従事し, なかでも膵疾患はその中心となるものでした. 私の現在までの足跡を辿ろうとするとき, いつも脳裏に浮かんでいたのは「研究とAcademic Surgeon」であり, 今回, その言葉とともに日本医科大学第一外科(消化器外科)での仕事を振り返りつつ考えてみました. 「大学院と米国...

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Veröffentlicht in:日本医科大学医学会雑誌 2018-04, Vol.14 (2), p.66-68
1. Verfasser: 内田英二
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」昭和51年3月に本学を卒業, 直ちに第一外科に入局, 42年間の医局生活を続け, 本日退職記念講演という機会を得られましたのは, 関係者各位のおかげと心より感謝申し上げます. 私は, 代田明郎, 恩山昌彦, 田尻孝の三教授の指導のもとに, 大学院, 付属病院, 関連病院で消化器疾患の教育・研究・診療に従事し, なかでも膵疾患はその中心となるものでした. 私の現在までの足跡を辿ろうとするとき, いつも脳裏に浮かんでいたのは「研究とAcademic Surgeon」であり, 今回, その言葉とともに日本医科大学第一外科(消化器外科)での仕事を振り返りつつ考えてみました. 「大学院と米国留学」代田明郎教授が主宰する第一外科から福士勝成教授の第二病理学大学院に進学し, 大学院在学中に国立がんセンター研究所生化学部に国内留学したのが, 研究のスタートでした. 当時の研究所所長の杉村隆先生の厳しさとともに研究の難しさに打ちのめされました.
ISSN:1349-8975