MDCTを用いた分析による, Ryu分類に基づく肝区域の同定

目的:臨床の場における肝区域の分類法としてCouinaud分類が広く用いられている. その一方で新しい分類法がRyuらによって提唱されている. 本研究ではMulti-detector raw Computed Tomography(MDCT)の画像データからCouinaud, Ryu両分類に基づいた肝区域分類が実際に可能であるかを検討した. 方法:対象はすでに施行された腹部造影CT門脈相のデータより, 肝臓に占居性病変のない100例を無作為に抽出した. それぞれの画像データについて詳細に読影し, 両分類において定義される肝静脈, 門脈の各枝が同定可能かを判定した. またRyu分類における区域同...

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Veröffentlicht in:日本医科大学医学会雑誌 2010, Vol.6 (4), p.195-195
Hauptverfasser: 金子貴久, 冨山毅, 喜友名一, 町田幹, 林宏光, 汲田伸一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:臨床の場における肝区域の分類法としてCouinaud分類が広く用いられている. その一方で新しい分類法がRyuらによって提唱されている. 本研究ではMulti-detector raw Computed Tomography(MDCT)の画像データからCouinaud, Ryu両分類に基づいた肝区域分類が実際に可能であるかを検討した. 方法:対象はすでに施行された腹部造影CT門脈相のデータより, 肝臓に占居性病変のない100例を無作為に抽出した. それぞれの画像データについて詳細に読影し, 両分類において定義される肝静脈, 門脈の各枝が同定可能かを判定した. またRyu分類における区域同定のメルクマールとされるanterior fissure vein(AFV)について走行, 合流のパターンを調査, 集計した.
ISSN:1349-8975