P-155)附属病院におけるCT/MRIを中心とした画像ネットワークの構築と臨床応用

目的:HIS/RISは, 多くの医療施設において運用され成果を挙げている. これに対し, PACS(医療画像管理システム)は一部の施設において構築, 運用されているに過ぎない. 今回我々は, 付属病院にCT/MRIを中心とした医療画像ネットワークを構築し臨床応用を開始したので報告する. 対象:付属病院放射線科部門. 方法;システムは(1)複数のCT/MRI間を結ぶ高速ネットワーク, (2)画像データを保管/運用するサーバー, (3)複数の診断モニターに分けられる. DICOM3.0対応のCT/MRIは, 特殊コンバータを介し, すべて本システムに接続させた. 結果:画像の転送は概ね順調になされ...

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Veröffentlicht in:Journal of Nippon Medical School 2000, Vol.67 (6), p.556-556
Hauptverfasser: 田島廣之, 隈崎達夫, 林宏光, 天野康雄, 高木亮, 水村直, 内山菜智子, 町田稔, 高浜克也, 古川一博, 市川和雄, 鈴木健, 北川松雄, 土橋俊男, 尾科隆司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:HIS/RISは, 多くの医療施設において運用され成果を挙げている. これに対し, PACS(医療画像管理システム)は一部の施設において構築, 運用されているに過ぎない. 今回我々は, 付属病院にCT/MRIを中心とした医療画像ネットワークを構築し臨床応用を開始したので報告する. 対象:付属病院放射線科部門. 方法;システムは(1)複数のCT/MRI間を結ぶ高速ネットワーク, (2)画像データを保管/運用するサーバー, (3)複数の診断モニターに分けられる. DICOM3.0対応のCT/MRIは, 特殊コンバータを介し, すべて本システムに接続させた. 結果:画像の転送は概ね順調になされた. また, 過去画像との参照やCRT診断も可能であった. 考察:従来付属病院には, イメージャーをベースとしたネットワークシステムが設置されていた. 今回, 高性能画像ファイルサーバーの導入と画像データの蓄積を行うことにより, CT/MRIを中心とした新しいネットワークシステムの構築が可能となった. 現時点で, すでに画像転送の迅速化/安定化/簡便化, 過去画像のピックアップ, システムの開発, 診断モニターの高精細化/多数化など, 課題は山積されている. しかしながら, 今後は, 他の付属病院や関連施設との遠隔医療への拡張性ができるものと期待している.
ISSN:1345-4676