P-25)当施設における結核菌体抽出物質(SSM)の使用登録癌患者の現況

過去32年間に主治医からの紹介を必須条件として, SSMの投与を受けた各種癌登録患者数は, 1998年7月24日現在, 333,802例を数えた. このうち, 1979年以降の登録数は228,301例で, その内訳は, 胃癌60,892例(男:36,778, 女124,114), 肺癌33,116例(男:22,866, 女:10,250), 腸癌25,763例(男:14,172, 女:11,591), 乳癌13,208例(男:161, 女:13,047), 肝癌15,176例(男:11,524, 女:3,652), 膵癌11,364例(男:6,889, 女:4,475), 子宮癌8,218例,...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of Nippon Medical School 1998, Vol.65 (6), p.535-536
Hauptverfasser: 藤田敬四郎, 飯田和美, 平井敏之, 後藤博一, 新井愛彦, 宮崎定活, 岩城弘子, 大竹稔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:過去32年間に主治医からの紹介を必須条件として, SSMの投与を受けた各種癌登録患者数は, 1998年7月24日現在, 333,802例を数えた. このうち, 1979年以降の登録数は228,301例で, その内訳は, 胃癌60,892例(男:36,778, 女124,114), 肺癌33,116例(男:22,866, 女:10,250), 腸癌25,763例(男:14,172, 女:11,591), 乳癌13,208例(男:161, 女:13,047), 肝癌15,176例(男:11,524, 女:3,652), 膵癌11,364例(男:6,889, 女:4,475), 子宮癌8,218例, 胆道癌7,101例(男:2,996, 女:4,105), 卵巣癌5,960例などであり, そのうち, 3年以上にわたるSSM長期使用例が22,165例(9.71%)を占めていた. なお, Stage IV主要末期癌例のSSM使用期間については他の治療法と比較検討した. これらの症例の多くは末期進行癌であるが, SSMは長期連用によっても副作用がみられず, 明らかな延命効果とQOL向上の利点を踏まえ, 主治医からの紹介患者はますます増加傾向にある. また, 今回は手術を拒否した早期乳癌例(アメリカ婦人, 初診時52歳)がSSM単独療法により16年間にわたり進行がみられず症状皆無の興味ある1例についても報告する.
ISSN:1345-4676