21)形成外科皮膚科領域の超音波診断装置の利用

目的:1960年代より実用化された超音波診断装置は様々な発展をとげ, 今日では臨床各科において不可欠な診断手段となってきている. 形成外科分野においても15MHz, 30MHzなどの高周波パルス超音波診断装置の開発により, 従来の装置では困難であった皮膚や皮下組織など浅い部位での診断が可能となってきている. 今日まで皮膚表在性疾患の診断は視診や触診により行われてきが, より客観的に診断する手段として超音波診断装置は非常に有用であり, 今回症例を供覧するとともに当科における同装置の利用状況ならびに今後の展望をあわせて報告する. 方法:RION社製超音波診断装置UX-01を用い15MHz, 30M...

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Veröffentlicht in:Journal of Nippon Medical School 1998, Vol.65 (6), p.526-527
Hauptverfasser: 岩切致, 平井隆, 青木律, 百束比古, 秋元正字, 黒田周一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:1960年代より実用化された超音波診断装置は様々な発展をとげ, 今日では臨床各科において不可欠な診断手段となってきている. 形成外科分野においても15MHz, 30MHzなどの高周波パルス超音波診断装置の開発により, 従来の装置では困難であった皮膚や皮下組織など浅い部位での診断が可能となってきている. 今日まで皮膚表在性疾患の診断は視診や触診により行われてきが, より客観的に診断する手段として超音波診断装置は非常に有用であり, 今回症例を供覧するとともに当科における同装置の利用状況ならびに今後の展望をあわせて報告する. 方法:RION社製超音波診断装置UX-01を用い15MHz, 30MHzで測定を行った. 対象:皮下異物, 皮膚悪性腫瘍および顔面骨骨折などである. 考察:現在に到るまで悪性腫瘍の術前ステージング-特に皮膚悪性黒色腫の腫瘍深度を術前診断し手術計画に応用, 顔面骨骨折の超音波診断ならびに3次元画像化および皮下異物の摘出術時の補助診断などを行い成果をあげている.
ISSN:1345-4676