P-135)マウス実験皮膚腫瘍発生に対する人型結核菌体抽出物質(SSM)経口投与の影響
人型結核菌体抽出物質(SSM)は, 臨床において幅広くBRM(Biological Response Modifiers)として癌治療に応用され, 進行末期癌においても多数の長期生存例が報告されている. 我々は, 長期投与を簡便にし患者の負担軽減を計りQOLの向上を目的として, SSMの経口投与の可能性について, 基礎実験を重ねている. 今回は, DMBA-TPAによるマウス皮膚誘発腫瘍を用いた実験における腫瘍発生過程の経時的変化について追加報告する. SSM経口投与群では対照群に比較して腫瘍発生が少なく, 腫瘍形成部位でも基底細胞の増殖と線維の増殖が主体であり分裂像は乏しかったことから, S...
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Veröffentlicht in: | Journal of Nippon Medical School 1996, Vol.63 (6), p.576-576 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 人型結核菌体抽出物質(SSM)は, 臨床において幅広くBRM(Biological Response Modifiers)として癌治療に応用され, 進行末期癌においても多数の長期生存例が報告されている. 我々は, 長期投与を簡便にし患者の負担軽減を計りQOLの向上を目的として, SSMの経口投与の可能性について, 基礎実験を重ねている. 今回は, DMBA-TPAによるマウス皮膚誘発腫瘍を用いた実験における腫瘍発生過程の経時的変化について追加報告する. SSM経口投与群では対照群に比較して腫瘍発生が少なく, 腫瘍形成部位でも基底細胞の増殖と線維の増殖が主体であり分裂像は乏しかったことから, SSMは経口投与においても腫瘍の発生, 増殖を抑制する可能性が示唆された. |
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ISSN: | 1345-4676 |