P-85)Cardiac cachexiaを伴った重症連合弁膜症の1例
Cardiac cachexiaを伴った重症連合弁膜症症例に対して, 体外循環下に開心術を施行し, 治療し得たので報告する. 症例:47歳女性. 身長151cm, 体重37kg. 診断はCHFdue to AsR and MS. 術前心機能はNYHA分類3期, 胸部X線上心胸郭比74%. 心臓カテーテル検査で高度大動脈弁逆流と僧帽弁狭窄を認めた. 1996年7月3日, 手術施行. 胸骨正中切開, 人工心肺を装着し, 体外循環下に開心術を行った. 大動脈弁, 僧帽弁ともにリウマチ性変化が著明であり, 人工弁(Sorin, Bicarbon弁, A弁21mm, M弁25mm)による二弁置換術を施行...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | Journal of Nippon Medical School 1996, Vol.63 (6), p.562-562 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | Cardiac cachexiaを伴った重症連合弁膜症症例に対して, 体外循環下に開心術を施行し, 治療し得たので報告する. 症例:47歳女性. 身長151cm, 体重37kg. 診断はCHFdue to AsR and MS. 術前心機能はNYHA分類3期, 胸部X線上心胸郭比74%. 心臓カテーテル検査で高度大動脈弁逆流と僧帽弁狭窄を認めた. 1996年7月3日, 手術施行. 胸骨正中切開, 人工心肺を装着し, 体外循環下に開心術を行った. 大動脈弁, 僧帽弁ともにリウマチ性変化が著明であり, 人工弁(Sorin, Bicarbon弁, A弁21mm, M弁25mm)による二弁置換術を施行した. 体外循環離脱は容易であり, 術後も順調に経過した. 術後1カ月を経過した現在, 心胸郭比は59%に改善, 心不全症状も消失し, 経過は極めて良好である. |
---|---|
ISSN: | 1345-4676 |