23)十二指腸潰瘍におけるHelicobacter pylori感染:背景胃粘膜との関連性

Helicobacter pylori(H. pylori)感染の観点より十二指腸潰瘍例における慢性活動性胃炎, 内視鏡的胃粘膜性状について検討した. H. pylori感染の診断は日本消化器病学会の基準に従い, 13C尿素呼気試験も併用した. 内視鏡的胃粘膜性状の判定は5段階に分類された大島の基準を用いた. 十二指腸潰瘍93例中92.5%にH. pyloriの感染が認められた. H. pylori感染例のうち98.8%の症例に慢性活動性胃炎がみられたのに対しH. pylori非感染例における慢性活動性胃炎は14.3%と有意に少なかった(p...

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Veröffentlicht in:Journal of Nippon Medical School 1996, Vol.63 (4), p.305-305
Hauptverfasser: 遠藤まゆみ, 羽山享宏, 井上康夫, 松久威史, 山田宣孝
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Helicobacter pylori(H. pylori)感染の観点より十二指腸潰瘍例における慢性活動性胃炎, 内視鏡的胃粘膜性状について検討した. H. pylori感染の診断は日本消化器病学会の基準に従い, 13C尿素呼気試験も併用した. 内視鏡的胃粘膜性状の判定は5段階に分類された大島の基準を用いた. 十二指腸潰瘍93例中92.5%にH. pyloriの感染が認められた. H. pylori感染例のうち98.8%の症例に慢性活動性胃炎がみられたのに対しH. pylori非感染例における慢性活動性胃炎は14.3%と有意に少なかった(p
ISSN:1345-4676