心身医療の伝承―若手治療者へのメッセージ
「はじめに」編集委員会からいただいた要望を受けて, 「これから心療内科医として生きようとしている若手の医師および心身医学の研究を志している研究者」に向けてお伝えしたいことを本稿で書きたいと思う. 私は九州大学(九大)医学部を1975年(昭和50年)に卒業し内科研修を経て九大心療内科で診療・研究をするようになった. その後, 九大医学部心療内科講師, 九大薬学研究院教授(臨床薬学), 福岡大学(福大)薬学部教授(臨床心身治療学)として教職をする中で診療と研究を続けてきた. 九大病院心療内科での仕事は意欲的で優れた消化器研究室スタッフと行い, 九大薬学研究院(以後九大薬学部), 福大薬学部での仕事...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 2024, Vol.64(5), pp.460-468 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」編集委員会からいただいた要望を受けて, 「これから心療内科医として生きようとしている若手の医師および心身医学の研究を志している研究者」に向けてお伝えしたいことを本稿で書きたいと思う. 私は九州大学(九大)医学部を1975年(昭和50年)に卒業し内科研修を経て九大心療内科で診療・研究をするようになった. その後, 九大医学部心療内科講師, 九大薬学研究院教授(臨床薬学), 福岡大学(福大)薬学部教授(臨床心身治療学)として教職をする中で診療と研究を続けてきた. 九大病院心療内科での仕事は意欲的で優れた消化器研究室スタッフと行い, 九大薬学研究院(以後九大薬学部), 福大薬学部での仕事は若くてエネルギーに満ちた教室スタッフ(大学院の学生が中心)と行った. 私の心療内科医としての経験, 心身医学の研究者としての経験, そして現在も心療内科医として診療している立場に基づいて, 私がやってきた仕事を中心にして, お伝えしたいことを記していく. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.64.5_460 |