4.学生の試験ストレスの大きさを主観的評価で測る方法についての1考察(第61回日本心身医学会中部地方会演題抄録)
目的と方法:文書で同意が得られた健常な大学生41名(平均20.0歳)の試験の際, 試験ストレスの大きさを主観的に評価する方法を知るために, 試験3週間前, 1週間前, 前日, 試験直後, 3日後に, 色彩, 匂い, 甘味に対する選択性を検討した. 心理的ストレス指標としては既存のSTAI, POMS, CFSI(蓄積的疲労徴候インデックス)を用いた. 結果と考察:3つの心理的ストレス指標は, 試験直後まで増加し3日後には3週間前の値に戻った. 色彩選択性は試験ストレス度が高まるにつれて青色系統の選択得点が増加し, 赤黄色系統は低下した. 匂いはレモンの香りが増加し, 甘味の強いものの選択性が増...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 2011/03/01, Vol.51(3), pp.272 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的と方法:文書で同意が得られた健常な大学生41名(平均20.0歳)の試験の際, 試験ストレスの大きさを主観的に評価する方法を知るために, 試験3週間前, 1週間前, 前日, 試験直後, 3日後に, 色彩, 匂い, 甘味に対する選択性を検討した. 心理的ストレス指標としては既存のSTAI, POMS, CFSI(蓄積的疲労徴候インデックス)を用いた. 結果と考察:3つの心理的ストレス指標は, 試験直後まで増加し3日後には3週間前の値に戻った. 色彩選択性は試験ストレス度が高まるにつれて青色系統の選択得点が増加し, 赤黄色系統は低下した. 匂いはレモンの香りが増加し, 甘味の強いものの選択性が増加した. 以上の結果から, 試験ストレスの大きさは, 色彩, 匂い, 甘味の主観評価で測り得る可能性が示唆された. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.51.3_272_1 |