一小児科医のつぶやき
一小児科医が最近気になっている事象をつづってみます. 「1. 簡単に傷つく子」 実際に太っていないのに数少ない友人の“太っている”のひと言がきっかけでダイエットを始め, 神経性食欲不振症に至る子. 上級生が振り回していた傘が当たり軽傷を負ったことで“また同じことが起こるかも”と不安になり, 不登校となる子. 転校するまでは普通に友人関係が構築できていたのに転校後“友人ができない, 楽しくない”と言い, 不登校になる子. それまで普通の子として過ごしていたのに簡単に傷ついてしまう子どもたち. こんな子たちの周りには, 子どもの体調にあまり関心がもてなく, 異変に気づくのが遅れる保護者・教育者がい...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 2010/09/01, Vol.50(9), pp.803 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 一小児科医が最近気になっている事象をつづってみます. 「1. 簡単に傷つく子」 実際に太っていないのに数少ない友人の“太っている”のひと言がきっかけでダイエットを始め, 神経性食欲不振症に至る子. 上級生が振り回していた傘が当たり軽傷を負ったことで“また同じことが起こるかも”と不安になり, 不登校となる子. 転校するまでは普通に友人関係が構築できていたのに転校後“友人ができない, 楽しくない”と言い, 不登校になる子. それまで普通の子として過ごしていたのに簡単に傷ついてしまう子どもたち. こんな子たちの周りには, 子どもの体調にあまり関心がもてなく, 異変に気づくのが遅れる保護者・教育者がいます. 育児・教育現場での管理者の対応に温度差があり, 問題を抱える子どもたちへの対応がスムースにいかない場面に遭遇します. スクールカウンセラーの訪問頻度も少なく, 効果が上がらない事例が見受けられます. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.50.9_803 |