III-5. 身を介した認知行動変容リハビリ療法による介入結果とその理論仮説

症例1:ステロイド外用剤離脱で, かゆみその他の身体症状が軽減したにも関わらず続いていた注意欠陥, 衝動的多動が改善した6歳男児例. 症例2:統合失調症に併発した錐体外路症状ならびにパニック症状が軽減し薬剤を減量中止できた55歳成人男子例. 抄録:診断・症状が一見異なっても『基点つくり』を応用した本介入が有効であり, 症例2では抗パーキンソン病薬・向精神病薬を減量, SSRI・眠剤を中止できた. 本介入の1)本質的対象は依存廃用身心乖離悪循環状態, 2)目的はからだ(身心)の全体の機能の回復と調和, 3)仮説理論として知覚認知運動恒常系モデルとシナプスの情報伝達機能および情報網の再構築・リハビ...

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Veröffentlicht in:心身医学 2008, Vol.48 (5), p.387-387
Hauptverfasser: 福井和彦, 久保木富房, 中村吉伸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例1:ステロイド外用剤離脱で, かゆみその他の身体症状が軽減したにも関わらず続いていた注意欠陥, 衝動的多動が改善した6歳男児例. 症例2:統合失調症に併発した錐体外路症状ならびにパニック症状が軽減し薬剤を減量中止できた55歳成人男子例. 抄録:診断・症状が一見異なっても『基点つくり』を応用した本介入が有効であり, 症例2では抗パーキンソン病薬・向精神病薬を減量, SSRI・眠剤を中止できた. 本介入の1)本質的対象は依存廃用身心乖離悪循環状態, 2)目的はからだ(身心)の全体の機能の回復と調和, 3)仮説理論として知覚認知運動恒常系モデルとシナプスの情報伝達機能および情報網の再構築・リハビリ理論を提示した.
ISSN:0385-0307