17. 実験的テクノストレスの血管内皮機能に及ぼす影響 : FMD(血流依存性拡張反応)による評価(第54回 日本心身医学会中部地方会演題抄録,地方会抄録,学会報告)

目的と方法:血管内皮細胞の障害は冠危険因子保持患者に多く, 精神的ストレスも冠危険因子の一つであるとの指摘がある. そこで, メンタルストレスの血管内皮機能に及ぼす影響を確認するために, 前回同様健常な男女大学生14名に, コンピュータによるVDT作業を負荷する実験的テクノストレスを実施し, VDT作業負荷前, 負荷直後, さらに60分休憩後の3回, 超音波診断装置にて%FMD(Flow-mediated vasodilatation)を測定し, その変動から評価した. 結果と考察:ストレス負荷前, 直後, 休憩後における駆血前の血管径の変動には有意差は認めないにもかかわらず, %FMDは負荷...

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Veröffentlicht in:心身医学 2006/07/01, Vol.46(7), pp.680-681
Hauptverfasser: 寺平, 良治, 杉本, 邦彦, 川井, 薫, 石川, 浩章, 岩瀬, 正嗣, 伊藤, 康宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的と方法:血管内皮細胞の障害は冠危険因子保持患者に多く, 精神的ストレスも冠危険因子の一つであるとの指摘がある. そこで, メンタルストレスの血管内皮機能に及ぼす影響を確認するために, 前回同様健常な男女大学生14名に, コンピュータによるVDT作業を負荷する実験的テクノストレスを実施し, VDT作業負荷前, 負荷直後, さらに60分休憩後の3回, 超音波診断装置にて%FMD(Flow-mediated vasodilatation)を測定し, その変動から評価した. 結果と考察:ストレス負荷前, 直後, 休憩後における駆血前の血管径の変動には有意差は認めないにもかかわらず, %FMDは負荷前に対して負荷直後に有意に減少(p
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.46.7_680_5