3. 当科受診例の主訴の検討(第54回 日本心身医学会中部地方会演題抄録,地方会抄録,学会報告)

目的:当科受診例の主訴をまとめ, 各疾患圏における特徴について検討すること. 対象と方法:対象は2003年4月から2004年4月に当科を受診した625例(男性240例, 女性385例). 内訳は, 心身症圏129例, 神経症圏101例, うつ病圏185例, その他56例, 1回受診者154例. 方法は心と身体の健康調査表(STPH)を施行. 結果:全受診例では, 不眠が10.1%と最多だった. 各疾患圏で最も多かった主訴は, 心身症圏症例でめまい8.5%, 神経症圏症例で息苦しさ12.6%, うつ病圏症例で不眠15.1%だった. 上位主訴の比較では, 心身症圏で下痢, 神経症圏で息苦しさ, 動...

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Veröffentlicht in:心身医学 2006/07/01, Vol.46(7), pp.677
Hauptverfasser: 下郷, 大輔, 村山, 浩由, 荻原, 正樹, 山田, 恵美, 湯佐, 真由美, 石川, 浩二, 平本, 哲哉, 小幡, 哲嗣, 芦原, 睦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:当科受診例の主訴をまとめ, 各疾患圏における特徴について検討すること. 対象と方法:対象は2003年4月から2004年4月に当科を受診した625例(男性240例, 女性385例). 内訳は, 心身症圏129例, 神経症圏101例, うつ病圏185例, その他56例, 1回受診者154例. 方法は心と身体の健康調査表(STPH)を施行. 結果:全受診例では, 不眠が10.1%と最多だった. 各疾患圏で最も多かった主訴は, 心身症圏症例でめまい8.5%, 神経症圏症例で息苦しさ12.6%, うつ病圏症例で不眠15.1%だった. 上位主訴の比較では, 心身症圏で下痢, 神経症圏で息苦しさ, 動悸, 不安・焦燥感, うつ病圏で嘔気, 意欲低下が目立っていた. 考察:当科を受診した患者の訴えは多彩であるものの, 各疾患圏によって特徴がある可能性が示唆された.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.46.7_677_3