11. 催眠暗示による内臓刺激心血管ストレス反応の変化(第59回 日本心身医学会東北地方会演題抄録)

過敏性腸症候群(IBS)には催眠療法が有効であり, 消化管感覚に対する認知の異常がIBSの病態生理に重要な役割を果たしていると考えられる. 内臓刺激時の催眠暗示により, 心血管反応が変化するという仮説を検証した. 方法:健常男性7名を対象とした. 電極カテーテルを直腸に挿入し, 0mAと30mAの刺激を加えた. 過痛, 鎮痛, 中和の3種類の刺激を与えた. 催眠暗示後に100秒間電気刺激を加え, 刺激時の左上腕部の血圧を測定した. 結果:0mA刺激時に比べて30mA刺激時で収縮期血圧が有意に低下した(p...

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Veröffentlicht in:心身医学 2006/03/01, Vol.46(3), pp.256
Hauptverfasser: 服部, 朝美, 渡辺, 諭史, 水野, 資子, 濱口, 豊太, 鹿野, 理子, 福土, 審
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:過敏性腸症候群(IBS)には催眠療法が有効であり, 消化管感覚に対する認知の異常がIBSの病態生理に重要な役割を果たしていると考えられる. 内臓刺激時の催眠暗示により, 心血管反応が変化するという仮説を検証した. 方法:健常男性7名を対象とした. 電極カテーテルを直腸に挿入し, 0mAと30mAの刺激を加えた. 過痛, 鎮痛, 中和の3種類の刺激を与えた. 催眠暗示後に100秒間電気刺激を加え, 刺激時の左上腕部の血圧を測定した. 結果:0mA刺激時に比べて30mA刺激時で収縮期血圧が有意に低下した(p
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.46.3_256_2