14.境界型人格障害が背景に認められた,心因性嘔吐の1例(第98回日本心身医学会関東地方会演題抄録)

症例:26歳, 女性. 2001年から過呼吸発作, 胸痛が出現しパニック障害と診断された. 2002年9月から悪心, 嘔吐が出現し, 摂食困難, 体重減少も認められた. 体重は30kgまで減少し, 2003年6月5日当科に入院, 高カロリー輸液による身体的治療が開始された. 精査により器質的疾患は除外され心因性嘔吐が疑われた. また精神科を受診し境界型人格障害の傾向ありと診断された. 本症例の治療においては, 身体的検査, 治療, 退院目標, 心身相関の気づきが重要であると考えられた....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心身医学 2005/06/01, Vol.45(6), pp.463
Hauptverfasser: 山岸, 格史, 藤村, 健夫, 佐々木, 夏恵, 斎藤, 功, 村上, 修一, 真島, 一郎, 片桐, 敦子, 村松, 芳幸, 下条, 文武, 細木, 俊宏, 田中, 裕, 本間, 信治, 佐藤, 文江, 恩田, 晃
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例:26歳, 女性. 2001年から過呼吸発作, 胸痛が出現しパニック障害と診断された. 2002年9月から悪心, 嘔吐が出現し, 摂食困難, 体重減少も認められた. 体重は30kgまで減少し, 2003年6月5日当科に入院, 高カロリー輸液による身体的治療が開始された. 精査により器質的疾患は除外され心因性嘔吐が疑われた. また精神科を受診し境界型人格障害の傾向ありと診断された. 本症例の治療においては, 身体的検査, 治療, 退院目標, 心身相関の気づきが重要であると考えられた.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.45.6_463_2