55. 慢性の頭頸部痛を訴える高齢者の2症例(第43回 日本心身医学会九州地方会演題抄録 (2))

症例1:75歳, 女性. 3年間強い頭痛を訴え, 脳外科, 内科, 精神科を受診し, 老人性うつ病と緊張型頭痛と診断されたが, 服薬コンプライアンスが保てず, 改善しなかった. 1年前より家事もできなくなり, 当科紹介入院となる. 症例2:71歳, 男性. 兄の死, 妻の病気が重なり, ショックのため仕事ができなくなり, 10kgの体重減少をきたした. 同時期より歯痛, 口腔内の疼痛が出現し歯科通院や内科通院するも改善なく, 疼痛は4年間続いており, 当科紹介受診された. 2症例はうつ症状を認め, 家族関係などライフスタイルについても修正するべき面が認められた. 薬物治療と心身医学的治療を並行...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心身医学 2005/03/01, Vol.45(3), pp.245
Hauptverfasser: 中村, 竹男, 鷺山, 健一郎, 前村, 和俊, 村永, 鉄郎, 長井, 信篤, 中野, 完, 中原, 敏博, 成尾, 鉄朗, 野添, 新一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例1:75歳, 女性. 3年間強い頭痛を訴え, 脳外科, 内科, 精神科を受診し, 老人性うつ病と緊張型頭痛と診断されたが, 服薬コンプライアンスが保てず, 改善しなかった. 1年前より家事もできなくなり, 当科紹介入院となる. 症例2:71歳, 男性. 兄の死, 妻の病気が重なり, ショックのため仕事ができなくなり, 10kgの体重減少をきたした. 同時期より歯痛, 口腔内の疼痛が出現し歯科通院や内科通院するも改善なく, 疼痛は4年間続いており, 当科紹介受診された. 2症例はうつ症状を認め, 家族関係などライフスタイルについても修正するべき面が認められた. 薬物治療と心身医学的治療を並行して行ったので, 考察を加え報告した.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.45.3_245_2