24.当科卒前教育(5回生) : 面接実習の報告(一般演題)(第36回日本心身医学会近畿地方会演題抄録)

今回, 当大学5回生に行っている卒前教育のうち, 本年4月より新たに取り入れた面接実習につき報告した. 様式:(1)当科入院中の患者に, 学生3人がテーマ(A. 症状, 入院理由, B. 心理社会的背景, C. 行動学的な情報)に沿って1人5分, 計15分で面接を実施. その場面をビデオ撮影. (2)ビデオを利用し, 患者の病態につき, 全人的なレポートを作成. (3)レポートをもとにプレゼンテーション. ビデオを用いて面接技法の評価, 検討を行う. 結語:全人的に患者を理解する方法として, 上記のA, B, Cのテーマに均等な時間を割り当てることを試みた. 学生にとっては, 入院患者との面接...

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Veröffentlicht in:心身医学 2004/11/01, Vol.44(11), pp.868-869
Hauptverfasser: 西山, 順滋, 小笹, 裕美子, 四宮, 敏章, 北村, 香奈, 石野, 振一郎, 福永, 幹彦, 中井, 吉英
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:今回, 当大学5回生に行っている卒前教育のうち, 本年4月より新たに取り入れた面接実習につき報告した. 様式:(1)当科入院中の患者に, 学生3人がテーマ(A. 症状, 入院理由, B. 心理社会的背景, C. 行動学的な情報)に沿って1人5分, 計15分で面接を実施. その場面をビデオ撮影. (2)ビデオを利用し, 患者の病態につき, 全人的なレポートを作成. (3)レポートをもとにプレゼンテーション. ビデオを用いて面接技法の評価, 検討を行う. 結語:全人的に患者を理解する方法として, 上記のA, B, Cのテーマに均等な時間を割り当てることを試みた. 学生にとっては, 入院患者との面接で, 従来のOSCE実習で得られないコミュニケーションが生まれる経験をし, 全人的に病態を理解することの重要性が認識された. 一方, 面接内容は治療にも反映できるもので, 学生, 患者, 指導者それぞれに利点があると考えられた.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.44.11_868_4