5. 父と母の養育態度が子の心身の発達に及ぼす影響について(第95回 日本心身医学会関東地方会演題抄録)

PBI, EDI-2, NEO-FFI, GHQ30, TAS20の各質問票を用いて, 親の養育態度が子にあたえる影響を検討した. 健常女子大生122名を対象に, 父母それぞれの養育態度を, PBIのcare尺度とprotection尺度によってL-H群(low care, high protection)とH-L群(high care, lowprotection)とに分類し, それぞれ比較した結果, 父より母の養育態度の方が子に及ぼす影響が強い傾向があり, 父の養育態度は「神経症傾向」において, より影響が強く, 母の養育態度は, 「感情の識別困難」「感情の表出困難」「社会的活動障害」「不...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心身医学 2004/08/01, Vol.44(8), pp.611
Hauptverfasser: 関根, 紗智子, 大場, 真理子, 大川, 昭宏, 守口, 善也, 山口, 利昌, 棚橋, 徳成, 後藤, 直子, 苅部, 正巳, 石川, 俊男, 近喰, ふじ子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:PBI, EDI-2, NEO-FFI, GHQ30, TAS20の各質問票を用いて, 親の養育態度が子にあたえる影響を検討した. 健常女子大生122名を対象に, 父母それぞれの養育態度を, PBIのcare尺度とprotection尺度によってL-H群(low care, high protection)とH-L群(high care, lowprotection)とに分類し, それぞれ比較した結果, 父より母の養育態度の方が子に及ぼす影響が強い傾向があり, 父の養育態度は「神経症傾向」において, より影響が強く, 母の養育態度は, 「感情の識別困難」「感情の表出困難」「社会的活動障害」「不安」「気分変調」「成熟恐怖」「他人不信」などにおいて, より影響が強かった.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.44.8_611_2