医療における心理士の役割 : 精神科の立場から
精神科医療の現場における心理士の役割は大きなものがある.大学病院精神科での心理士の活動を紹介し,そこから浮かび上がる精神科医療における心理士の役割と問題点について探る.問題点としては,主に以下のようなものがあった.(1)心理士は精神科医療の実践に欠くべからざるスタッフであるが,大学病院における地位があいまいである,(2)心理士は大学病院におけるスタッフの一員であり,患者側からみれば医療,すなわち治療活動の担い手であり,好むと好まざるとにかかわらす,医学の知識が必要とされている,(3)心理士が心理療法を行う際,主治医である医師との役割分担が問題となり,双方に密接なコミュニケーションが必要とされる...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 2004/07/01, Vol.44(7), pp.509-512 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 精神科医療の現場における心理士の役割は大きなものがある.大学病院精神科での心理士の活動を紹介し,そこから浮かび上がる精神科医療における心理士の役割と問題点について探る.問題点としては,主に以下のようなものがあった.(1)心理士は精神科医療の実践に欠くべからざるスタッフであるが,大学病院における地位があいまいである,(2)心理士は大学病院におけるスタッフの一員であり,患者側からみれば医療,すなわち治療活動の担い手であり,好むと好まざるとにかかわらす,医学の知識が必要とされている,(3)心理士が心理療法を行う際,主治医である医師との役割分担が問題となり,双方に密接なコミュニケーションが必要とされる. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.44.7_509 |