一般演題】8.治療に難渋した線維性筋痛症候群患者に絶食療法を試みた1例
症例:43歳, 女性. 全身の痛みを頑固に訴え病院を転々とし, さまざまな検査を受けるも異常所見なく, 鎮痛剤, 漢方薬, 抗不安薬, 抗うつ薬の内服も無効であり, 当科紹介受診となった. 初診時, American College of Rheumatologyの分類基準を満たす, 線維性筋痛症候群に特異的な圧痛点を認め, 心理面接, 心理テストでは抑うつ傾向を認めた. 当科にてfluvox-amine, tandospironeを開始するも症状は軽快せず, amoxapine, mexazolamに変更. さらに自律訓練法も無効であったため入院とし, 症状が軽快したため退院とするも, 症状...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 2004, Vol.44 (2), p.157-157 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例:43歳, 女性. 全身の痛みを頑固に訴え病院を転々とし, さまざまな検査を受けるも異常所見なく, 鎮痛剤, 漢方薬, 抗不安薬, 抗うつ薬の内服も無効であり, 当科紹介受診となった. 初診時, American College of Rheumatologyの分類基準を満たす, 線維性筋痛症候群に特異的な圧痛点を認め, 心理面接, 心理テストでは抑うつ傾向を認めた. 当科にてfluvox-amine, tandospironeを開始するも症状は軽快せず, amoxapine, mexazolamに変更. さらに自律訓練法も無効であったため入院とし, 症状が軽快したため退院とするも, 症状の増悪あり再び入院した. 絶食療法を試みたところ, 症状の著しい改善をみた. 線維性筋痛症候群には薬物療法をはじめとして種々の治療法が試みられているが, 本症例のように薬物療法の無効な症例に対しては, 絶食療法が有効であると思われた. |
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ISSN: | 0385-0307 |