11.CRH receptor-1拮抗薬が大腸伸展刺激によるラットの不安関連行動に及ぼす影響

目的:corticotropin releasing hormone receptor-1(CRHR1)拮抗薬投与が, 大腸伸展刺激による不安関連行動を減弱するという仮説を検証した. 方法:Wistar雄性ラット(n=5~6)を用いた. CRHR1拮抗薬(JTC017, i. p. )またはvehicleを投与し, 80mmHgで20分間の大腸伸展刺激を施した. その30分後に不安関連行動を高架式十時迷路で測定した. 結果:大腸伸展刺激によって不安関連行動が有意に増加し, JTC017投与によりその反応は有意に減弱された. 結論:大腸伸展刺激によって惹起される不安行動は, CRHR1を介して調...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心身医学 2004, Vol.44 (2), p.151-152
Hauptverfasser: 齋藤久美, 河西敏幸, 名倉洋子, 伊藤仁実, 金澤素, 福土審
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:目的:corticotropin releasing hormone receptor-1(CRHR1)拮抗薬投与が, 大腸伸展刺激による不安関連行動を減弱するという仮説を検証した. 方法:Wistar雄性ラット(n=5~6)を用いた. CRHR1拮抗薬(JTC017, i. p. )またはvehicleを投与し, 80mmHgで20分間の大腸伸展刺激を施した. その30分後に不安関連行動を高架式十時迷路で測定した. 結果:大腸伸展刺激によって不安関連行動が有意に増加し, JTC017投与によりその反応は有意に減弱された. 結論:大腸伸展刺激によって惹起される不安行動は, CRHR1を介して調節されていることが示唆された.
ISSN:0385-0307