一般演題】 13.認知行動療法により症状の改善がみられた強迫性障害の1症例

症例:35歳, 女性, 事務職. 主訴:帰宅後の片付けに時間がかかる, 下痢, 頭痛. 経過:帰宅後3~4時間かけて持ち物, 鞄などを拭かないと次の行動に移れない等の症状が5~6年前より出現. 平成10年10月に当科を受診し投薬治療を受け, 加えて平成11年1月よりカウンセリングを中心とした心理療法が開始されたが, 平成13年2月に心理士の退職のため中断となる. その後頭痛, 下痢等の身体症状は軽快したが, 強迫行為の改善はみられなかったため, 平成13年6月より認知行動療法を中心とした心理療法を開始した. 同年12月ごろより強迫行為, 外出時の苦痛等が軽減し日常生活にも改善がみられた....

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心身医学 2004, Vol.44 (1), p.71-71
Hauptverfasser: 矢木佑子, 松野俊夫, 佐藤理絵, 山本理真子, 村上正人, 桂戴作, 堀江孝至
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例:35歳, 女性, 事務職. 主訴:帰宅後の片付けに時間がかかる, 下痢, 頭痛. 経過:帰宅後3~4時間かけて持ち物, 鞄などを拭かないと次の行動に移れない等の症状が5~6年前より出現. 平成10年10月に当科を受診し投薬治療を受け, 加えて平成11年1月よりカウンセリングを中心とした心理療法が開始されたが, 平成13年2月に心理士の退職のため中断となる. その後頭痛, 下痢等の身体症状は軽快したが, 強迫行為の改善はみられなかったため, 平成13年6月より認知行動療法を中心とした心理療法を開始した. 同年12月ごろより強迫行為, 外出時の苦痛等が軽減し日常生活にも改善がみられた.
ISSN:0385-0307