5.スポーツ選手のフォームの崩れについて(一般演題)(第26回日本心身医学会中国・四国地方会演題抄録)
精神的緊張を強いられるスポーツ選手においては, さまざまな次元の不安反応が統合された結果として, 試合中に普段の実力を発揮できないことが起きる. 従来の対策としては, イメージ練習, 自律訓練, 漸進的筋弛緩法, 動作法などが利用され効果を上げている. 今回, 筋肉の過緊張によるフォームの崩れに焦点を当てて考察をした. 試合前および試合中の筋肉の過緊張に対して, 筋弛緩の技法を用いる前段階の対処法として, 姿勢の修正が有効であることが症例を通じて判明した. 人にはそれぞれ姿勢に癖がある. 普段はその癖に慣れているため, あまり違和感を感じていない. しかし, 試合等で精神的緊張が高まるとその姿...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 2003/12/01, Vol.43(12), pp.861 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 精神的緊張を強いられるスポーツ選手においては, さまざまな次元の不安反応が統合された結果として, 試合中に普段の実力を発揮できないことが起きる. 従来の対策としては, イメージ練習, 自律訓練, 漸進的筋弛緩法, 動作法などが利用され効果を上げている. 今回, 筋肉の過緊張によるフォームの崩れに焦点を当てて考察をした. 試合前および試合中の筋肉の過緊張に対して, 筋弛緩の技法を用いる前段階の対処法として, 姿勢の修正が有効であることが症例を通じて判明した. 人にはそれぞれ姿勢に癖がある. 普段はその癖に慣れているため, あまり違和感を感じていない. しかし, 試合等で精神的緊張が高まるとその姿勢の癖がより誇張されて出現し, 通常の練習でしている動作をしたつもりでも, 違うフォームに変形していて実力が発揮されなくなる. したがって, 筋弛緩の技法のみならず, 姿勢の修正の仕方も選手は習得しなければならないと考えられた. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.43.12_861_1 |