46.大学生におけるストレス解消法と健康状況およびパーソナリティとの関連性(第41回日本心身医学会九州地方会演題抄録(2))(学会報告)

体育系および非体育系の大学2年生419名(男性217名, 女性202名)を対象に, 日ごろのストレス状況, ストレス解消法, 健康状況(THI), パーソナリティ(TCI, 他)などを調査し, それらの関連性や性別による差などを検討した. 種々のストレスの有無によっても, ストレス解消法の有無によっても健康状況は異なり, ストレス解消法のあるものは特に精神的健康度が高かった. 性差のみられたストレス解消法は, しゃべる, 食べる, 買い物をする, 酒を飲む, 体を動かすで, 前3者は差が著明で女性に多かった. ストレス解消法のあるものは, TCIの性格次元である, 自己志向, 協調性が高く,...

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Veröffentlicht in:心身医学 2003/09/01, Vol.43(9), pp.624
Hauptverfasser: 志村, 正子, 牛島, 一成, 古賀, 靖之, 増田, 和則, 渡辺, 裕晃, 山中, 隆夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:体育系および非体育系の大学2年生419名(男性217名, 女性202名)を対象に, 日ごろのストレス状況, ストレス解消法, 健康状況(THI), パーソナリティ(TCI, 他)などを調査し, それらの関連性や性別による差などを検討した. 種々のストレスの有無によっても, ストレス解消法の有無によっても健康状況は異なり, ストレス解消法のあるものは特に精神的健康度が高かった. 性差のみられたストレス解消法は, しゃべる, 食べる, 買い物をする, 酒を飲む, 体を動かすで, 前3者は差が著明で女性に多かった. ストレス解消法のあるものは, TCIの性格次元である, 自己志向, 協調性が高く, ストレス耐性も高かった. ストレス解消法とパーソナリティとの関係では, おしゃべりと報酬依存気質, 買い物をすると新奇性追求や損害回避(低)との関連性などが著明であった.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.43.9_624_1