10.病棟集団OTの試み(第7報)

作業療法(OT)開始後2週目と7週目に査定した, 心理的指標と生理的指標について報告する. 症例1:26歳, 女性. POMSでは, 怒り一敵意, 混乱で低下が認められた. SDS, STAIより, 抑うつは低下したが不安は開始前と同様に高い状態であった. コルチゾール値は低下が認められた. 症例2:26歳, 女性. 血圧, 脈拍は共に若干の低下が認められ, コルチゾール値は上昇が認められた. 症例3:16歳, 女性. 心理テスト, 脈拍, コルチゾール値のいずれにおいても変化は特に認められなかった. 血圧のみ若干の低下が認められた. 症例4:14歳, 女性. POMSでは, 抑うつ-落ち込み...

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Veröffentlicht in:心身医学 2003, Vol.43 (8), p.547-547
Hauptverfasser: 庄子雅保, 荒木登茂子, 高柳茂美, 市岡陽子, 徳冨五月, 吉村隆之, シャーニー明子, 瀧井正人, 野崎剛弘, 久保千春
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:作業療法(OT)開始後2週目と7週目に査定した, 心理的指標と生理的指標について報告する. 症例1:26歳, 女性. POMSでは, 怒り一敵意, 混乱で低下が認められた. SDS, STAIより, 抑うつは低下したが不安は開始前と同様に高い状態であった. コルチゾール値は低下が認められた. 症例2:26歳, 女性. 血圧, 脈拍は共に若干の低下が認められ, コルチゾール値は上昇が認められた. 症例3:16歳, 女性. 心理テスト, 脈拍, コルチゾール値のいずれにおいても変化は特に認められなかった. 血圧のみ若干の低下が認められた. 症例4:14歳, 女性. POMSでは, 抑うつ-落ち込み, 疲労の低下が認められた. SDS, STAIからも抑うつ, 不安が若干ではあるが低下していることが認められた. 心理状態, および生理指標ともに, ばらっきがあったがそれぞれの治療状況を反映していると思われる. なお, 生理指標では, 特にコルチゾール値にばらつきがあり, 個人差がみられた.
ISSN:0385-0307