6.短時間型睡眠薬内服中患者に対する長時間型睡眠薬投与の有用性

不眠症患者に対し睡眠薬投与を工夫することでより良好な睡眠状態をもたらし, 最終的に睡眠薬の離脱が可能であるか否かを検討した. 対象:不安, 気分障害などの原疾患に伴う不眠症状に対して短時間型睡眠薬(ゾルピデム, トリアゾラム, ゾビクロン)を投与中で, 睡眠障害が残存するかまたは睡眠薬離脱目的の患者11名で, 男性8名, 女性3名. 平均年齢43.6歳. 睡眠の評価には睡眠調査票を用い, 長時間型睡眠薬(クアゼパム)を追加投与する直前, 短時間型睡眠薬に加えクアゼパムを併用後(0.5~2ヵ月), 短時間型を中止しクアゼパムに置換後(1~3ヵ月)の3時点で評価した. クアゼパム投与直前に比べ,...

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Veröffentlicht in:心身医学 2003, Vol.43 (7), p.468-468
Hauptverfasser: 山口力, 金子宏, 中屋敷敦子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:不眠症患者に対し睡眠薬投与を工夫することでより良好な睡眠状態をもたらし, 最終的に睡眠薬の離脱が可能であるか否かを検討した. 対象:不安, 気分障害などの原疾患に伴う不眠症状に対して短時間型睡眠薬(ゾルピデム, トリアゾラム, ゾビクロン)を投与中で, 睡眠障害が残存するかまたは睡眠薬離脱目的の患者11名で, 男性8名, 女性3名. 平均年齢43.6歳. 睡眠の評価には睡眠調査票を用い, 長時間型睡眠薬(クアゼパム)を追加投与する直前, 短時間型睡眠薬に加えクアゼパムを併用後(0.5~2ヵ月), 短時間型を中止しクアゼパムに置換後(1~3ヵ月)の3時点で評価した. クアゼパム投与直前に比べ, クアゼパムを加えることにより有意に睡眠障害は改善し(p
ISSN:0385-0307