4.ストレスはその人を現わす(第24報)(第90回日本心身医学会関東・甲信越地方会 演題抄録)

序:カラーカードによる個性診断法につき, その信頼度を第1報にて, 次に変動しやすい項目については第2報で報告した. 今回は患者の経過をE(問題に本質)について追求してみた. 方法:ランダムに5例を選び, 縦横に8色の位置を与えABCDEを決め, 検査1回ごとにグラフを画く. Eの推移と臨床経過とを照応. 結果:第1例(パニック). 最初と7ヵ月後の比較Eは左に水平移動(経過改善). 第2例不安+未成熟Eは垂直移動(環境整備で改善). 第3例(分裂). E図右に水平移動し垂直移動(他者を愛せない孤独者を認識). 第4例(異常知覚+不安). Eは右肩上り(蟻走感から心気的に変化). 第5例(ひき...

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Veröffentlicht in:心身医学 2002/07/01, Vol.42(7), pp.477
Hauptverfasser: 石田, 行仁, 石田, ゆうりい
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:序:カラーカードによる個性診断法につき, その信頼度を第1報にて, 次に変動しやすい項目については第2報で報告した. 今回は患者の経過をE(問題に本質)について追求してみた. 方法:ランダムに5例を選び, 縦横に8色の位置を与えABCDEを決め, 検査1回ごとにグラフを画く. Eの推移と臨床経過とを照応. 結果:第1例(パニック). 最初と7ヵ月後の比較Eは左に水平移動(経過改善). 第2例不安+未成熟Eは垂直移動(環境整備で改善). 第3例(分裂). E図右に水平移動し垂直移動(他者を愛せない孤独者を認識). 第4例(異常知覚+不安). Eは右肩上り(蟻走感から心気的に変化). 第5例(ひきこもり). Eは左左に, 次に右, そして左と水平移動. E3はEに回帰す(水平回帰-結局悪化). 結論:Eの移動と患者の経過との連関をみたが, 症例を増すことと他の項目の移動にも注意.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.42.7_477_3