ストレス自覚症状の個人差の検討

手続き:放送大学生275名(男63名, 女212名, 平均年齢38.96歳)に対して, 248項目(精神症状119項目, 身体症状115項目, 睡眠症状14項目)からなる項目プールから個人の自覚したストレス症状を選択させた. 選択手順は, 1年以内に自覚した症状か, 緊張や精神集中作業で出現し, 睡眠や休息でなくなる症状かの2点である. 結果:ストレス自覚症状の総数は1~231(平均77.5, SD52.64)個と幅広い個人差があった. 母集団全体の自覚症状総数に対する身体症状出現率は平均43.9%(SD13.63), 精神症状出現率は平均48.0%(SD14.3)で, 両症状が混在する者がほ...

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Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 渡辺めぐみ, 志井田孝, 秋坂真史, 松崎菜保子, 志井田美幸, 木村正治, 長山かおり
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:手続き:放送大学生275名(男63名, 女212名, 平均年齢38.96歳)に対して, 248項目(精神症状119項目, 身体症状115項目, 睡眠症状14項目)からなる項目プールから個人の自覚したストレス症状を選択させた. 選択手順は, 1年以内に自覚した症状か, 緊張や精神集中作業で出現し, 睡眠や休息でなくなる症状かの2点である. 結果:ストレス自覚症状の総数は1~231(平均77.5, SD52.64)個と幅広い個人差があった. 母集団全体の自覚症状総数に対する身体症状出現率は平均43.9%(SD13.63), 精神症状出現率は平均48.0%(SD14.3)で, 両症状が混在する者がほとんどである. 一方, 身体症状の出現率のみが高い自律神経失調症傾向の者, あるいは精神症状の出現率のみが高い神経症傾向の者も存在することがわかった.
ISSN:0385-0307