16. アルコール依存, 自己脱血など多彩な臨床症状を呈したanorexia nervosaの1例(第45回 日本心身医学会東北地方会 演題抄録)
症例:34歳, 女性, 無職. 主訴:るいそう. 既往歴:22歳頃から数回のダイエット経験がある. 30歳から無月経が出現. 現病歴:32歳時に肝障害で某医より紹介, 受診した. 神経性食欲不振症(AN)と診断し, 外来治療を行った. 同年, 体重38kgで入院し, IVHなどの治療を受けた. 34歳, 意識障害で入院. アルコール依存と診断した. 退院後不眠が続き, 自殺企図もあった. 同年, 頻回の過換気発作で近医入院. 自己脱血によると思われる貧血も出現した. 当科に転院し認知療法などを試みたところ, 改善傾向が得られた. 本症例は多彩な合併症があり, 治療に難渋した. また, 自己脱血...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 1999/08/01, Vol.39(6), pp.478 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例:34歳, 女性, 無職. 主訴:るいそう. 既往歴:22歳頃から数回のダイエット経験がある. 30歳から無月経が出現. 現病歴:32歳時に肝障害で某医より紹介, 受診した. 神経性食欲不振症(AN)と診断し, 外来治療を行った. 同年, 体重38kgで入院し, IVHなどの治療を受けた. 34歳, 意識障害で入院. アルコール依存と診断した. 退院後不眠が続き, 自殺企図もあった. 同年, 頻回の過換気発作で近医入院. 自己脱血によると思われる貧血も出現した. 当科に転院し認知療法などを試みたところ, 改善傾向が得られた. 本症例は多彩な合併症があり, 治療に難渋した. また, 自己脱血と思われる貧血をみたまれな症例である. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.39.6_478_3 |