18.光フィードバックによる効果の個人差の検討(一般演題)(第42回 日本心身医学会東北地方会 演題抄録)

これまでの研究から光フィードバックのリラクゼーション効果に影響をもつことが示唆されたLOC尺度, 日本的ワーカホリック尺度, STAI-Tを127名の大学生, 大学院生に実施し, その結果に基づきクラスター分析を行ったところ情緒安定群, 過剰適応群, 緊張欠如群の3群に分けられた. そこから14名ずつを無作為抽出し, 最終的に30名の被験者について光フィードバックの効果の差異を検討した. その結果, 心理的効果では同等であったが, 生理的効果では情緒安定群のみで脳波振幅増大, 容積脈波波高増大といった変化が認められ, 過剰適応群では, 心拍変動低周波成分増大といった変化が認められた....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心身医学 1999/06/01, Vol.39(5), pp.393
Hauptverfasser: 熊野, 宏昭, 西崎, 倫永, 坂野, 雄二, 安士, 光男, 山内, 祐一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:これまでの研究から光フィードバックのリラクゼーション効果に影響をもつことが示唆されたLOC尺度, 日本的ワーカホリック尺度, STAI-Tを127名の大学生, 大学院生に実施し, その結果に基づきクラスター分析を行ったところ情緒安定群, 過剰適応群, 緊張欠如群の3群に分けられた. そこから14名ずつを無作為抽出し, 最終的に30名の被験者について光フィードバックの効果の差異を検討した. その結果, 心理的効果では同等であったが, 生理的効果では情緒安定群のみで脳波振幅増大, 容積脈波波高増大といった変化が認められ, 過剰適応群では, 心拍変動低周波成分増大といった変化が認められた.
ISSN:0385-0307
2189-5996
DOI:10.15064/jjpm.39.5_393_1