21.精神分裂病患者に対する集団精神療法の試み : 適応の問題の検討(第20回 日本心身医学会中国・四国地方会 演題抄録)
精神分裂病患者に対する集団精神療法は, 人間関係における反応様式や行動態度の改善が一義的な目標となり, 集団力動を利用して, その症状や現実適応能力の改善を図る治療法であるとされている. 今回われわれは, 精神病院入院中の精神分裂病患者に対し, 短期言語的小集団精神療法(全16回, メンバー7名, テーマを決めての自由対話形式, 精神科医臨床心理士ソーシャルワーカーがスタッフとして参加)を行った. 既報にて, 改善例, 不変例, 脱落例それぞれについての検討を行ったが, 今回はそれらを総括して, 主に精神分裂病患者の集団精神療法における適応の問題について, 精神科リハビリテーションにおける行動...
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Veröffentlicht in: | 心身医学 1998/06/01, Vol.38(5), pp.377 |
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Hauptverfasser: | , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 精神分裂病患者に対する集団精神療法は, 人間関係における反応様式や行動態度の改善が一義的な目標となり, 集団力動を利用して, その症状や現実適応能力の改善を図る治療法であるとされている. 今回われわれは, 精神病院入院中の精神分裂病患者に対し, 短期言語的小集団精神療法(全16回, メンバー7名, テーマを決めての自由対話形式, 精神科医臨床心理士ソーシャルワーカーがスタッフとして参加)を行った. 既報にて, 改善例, 不変例, 脱落例それぞれについての検討を行ったが, 今回はそれらを総括して, 主に精神分裂病患者の集団精神療法における適応の問題について, 精神科リハビリテーションにおける行動評定尺度であるREHAB(Rehabilitation Evaluation Hall and Baker)を使用して検討し報告した. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.38.5_377_1 |