2.当科における摂食障害入院患者の長期予後調査(第79回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
当科では, 1989年から摂食障害患者に対し再養育療法を積極的に行っている. 対象は, 1989年1月~1991年12月までに当科を受診した摂食障害入院患者66名である. 予後を1996年12月の時点(すなわち受診日より5年以上経過)で初診時に比較し, 患者の社会生活や食生活がどの程度改善したかを主治医が評価した. 「寛解」「改善」を「経過良好な患者」としてまとめると, 全体では32/66(48%), 再養育療法施行群では21/34(62%), 同法を施行できなかった群は11/32(34%)で, 死亡は3例(5%)であった. 再養育療法を導入できた群の方が長期予後がよいことが判明した....
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Veröffentlicht in: | 心身医学 1998/01/01, Vol.38(1), pp.73 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当科では, 1989年から摂食障害患者に対し再養育療法を積極的に行っている. 対象は, 1989年1月~1991年12月までに当科を受診した摂食障害入院患者66名である. 予後を1996年12月の時点(すなわち受診日より5年以上経過)で初診時に比較し, 患者の社会生活や食生活がどの程度改善したかを主治医が評価した. 「寛解」「改善」を「経過良好な患者」としてまとめると, 全体では32/66(48%), 再養育療法施行群では21/34(62%), 同法を施行できなかった群は11/32(34%)で, 死亡は3例(5%)であった. 再養育療法を導入できた群の方が長期予後がよいことが判明した. |
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ISSN: | 0385-0307 2189-5996 |
DOI: | 10.15064/jjpm.38.1_73_2 |