歯の健康と全身の健康との関係

よく噛む精咀嚼習慣は, よく噛まない粗咀嚼習慣に比べて全人的健康に優れていることが認められる. 精咀嚼習慣の形成因子として歯が良いことがあげられる. しかし, 歯が良い人達が精咀嚼習慣を伴っているとは限らない. 高校生の約70%が粗咀嚼習慣をもっている. 今回演者は精および粗咀嚼習慣と歯の良し悪しという健康状況において, 歯の健康が咀咀嚼慣に関する全身的健康とどのような関係にあるかを検討した. 観察は, 演者が地域歯科医療に携わる熊本県南部地方に所在する県立高校生を対象にした. 観察方法は, 当科で作成した摂食, 咀嚼調査表を用いて, 歯が良い群と悪い群の特徴的項目を統計学的に抽出した. 次に...

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Hauptverfasser: 緒方博之, 都温彦
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:よく噛む精咀嚼習慣は, よく噛まない粗咀嚼習慣に比べて全人的健康に優れていることが認められる. 精咀嚼習慣の形成因子として歯が良いことがあげられる. しかし, 歯が良い人達が精咀嚼習慣を伴っているとは限らない. 高校生の約70%が粗咀嚼習慣をもっている. 今回演者は精および粗咀嚼習慣と歯の良し悪しという健康状況において, 歯の健康が咀咀嚼慣に関する全身的健康とどのような関係にあるかを検討した. 観察は, 演者が地域歯科医療に携わる熊本県南部地方に所在する県立高校生を対象にした. 観察方法は, 当科で作成した摂食, 咀嚼調査表を用いて, 歯が良い群と悪い群の特徴的項目を統計学的に抽出した. 次に, 咀嚼習慣のパターン分類から作成した咀嚼様式評価図を用いて, 精および粗咀嚼者群と歯の良い群, 悪い群における比較観察を行った.
ISSN:0385-0307