視覚異常を主訴としたパニック障害の1例

症例は26歳男性. 1994年8月, 外食中に突然, ものが歪んで見えるなどの強い視覚異常を目覚し, 続いて恐怖感, 気を失いそうな感じなどの症状を経験した. 以来, 視覚異常に続くパニック発作や, 発作に対する不安があり, 1995年4月当科受診. 臨床症状から広場恐怖を伴うパニック障害と診断し, 薬物療法および支持的精神療法を行った. パニック発作や不安の軽減と同時に, 視覚異常も改善がみられたことから, パニック障害に伴う身体症状の1つであったと考えている....

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Hauptverfasser: 尾川美弥子, 橋爪誠, 福永幹彦, 竹林直紀, 藤田光恵, 黒丸尊治, 村上典子, 町田英世, 藤本俊, 安水悦子, 大塚泰則, 坂井志津, 石野振一郎, 宮田たみ恵, 榎木博茂, 中井吉英
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は26歳男性. 1994年8月, 外食中に突然, ものが歪んで見えるなどの強い視覚異常を目覚し, 続いて恐怖感, 気を失いそうな感じなどの症状を経験した. 以来, 視覚異常に続くパニック発作や, 発作に対する不安があり, 1995年4月当科受診. 臨床症状から広場恐怖を伴うパニック障害と診断し, 薬物療法および支持的精神療法を行った. パニック発作や不安の軽減と同時に, 視覚異常も改善がみられたことから, パニック障害に伴う身体症状の1つであったと考えている.
ISSN:0385-0307